言語聴覚士の歴史
言語聴覚士の歴史は、1997年に「言語聴覚士法」が制定されたときから始まる。1999年、第1回国家試験が実施されて、4,003名の言語聴覚士の有資格者が誕生した。とはいえ、国家試験制度が整う前から、日本聴能言語士協会は臨床言語士の認定、日本言語療法士協会は言語療法士の認定など、認定資格制度が設けられていた。
言語聴覚療法の始まり(海外)
言語聴覚療法の始まりは、19世紀中ごろのヨーロッパで、言語障害についての研究が行われていたことが当時の文献に載っている。アメリカでは、1908年に最初の言語治療教室が開設された。1920年には大学で専門家の養成がスタートし、1925年には、言語聴覚士の職能・学術団体である米国言語聴覚学会(ASHA)が誕生。一方ヨーロッパでは、米国言語聴覚学会(ASHA)ができる前年の1924年に、国際音声言語学会(IALP)結成された。
言語聴覚療法の始まり(日本)
1930年ごろより、東京大学や九州大学で音声言語症障害患者の治療が始まった。また1920年後半から1930年半ばに欠けて、東京のいくつかの小学校に、きつおん教室や難聴教室は設置。1958年に国立ろうあ者更正指導所(のちの国立聴力言語障害センター)が開設された。そして1971年には、日本初の言語聴覚士養成校である、国立聴力言語障害センター付属聴能言語専門職員養成所が誕生した。
国家資格の言語聴覚士誕生
1975年に日本聴能言語士協会が結成され、10年後の1985年には日本言語療法士協会ができたことで、コミュニケーション障害に対する専門職として、2つの認定資格制度が存在する時があった。その後、両協会が協力しあい、1997年言語聴覚士法が制定され、1999年に、初の言語聴覚士国家試験が行われて4,003名の言語聴覚士の有資格者が誕生した。2008年時点で42,354人の言語聴覚士がいる。